30分のミニ講義を聴講しよう!テラヘルツ光で照らす明るい未来!
テラヘルツ光は、周波数で1兆ヘルツ付近の電磁波のことで、SF中で透視をするビームのような形で使われていました。講義ライブでは、テラヘルツ光って何?にお答えし、またテラヘルツ波ケミカル顕微鏡で、見えないものを見えるようにした例を紹介します。
皮膚がんの診断にテラヘルツを応用する
未来の診断に必要な計測
テラヘルツ光で照らす明るい未来!
先生からのメッセージ
夢ナビ講義も読んでみようテラヘルツ波ケミカル顕微鏡で作る、夢のがん治療薬
レーザー光を超短時間、照射すると何が起こるか例えばLSI(シリコンでできた大規模集積回路)に、レーザーパルスを照射します。照射時間は100フェムト秒(10兆分の1秒)と超短時間にします。レーザーパルスを受けて、LSIの中の電子が超高速に動き出すのです。
電子が動くと、電磁波が発生します。電磁波は、その波長により長い方から、電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線などに分けられますが、LSIにレーザーパルスを当てると、電波と光の間の波長を持つテラヘルツ波が出ます。このテラヘルツ波を分析すれば、LSI内部の状況を調べることができるのです。テラヘルツ波の出方で化学反応を可視化するまたレーザーパルスをシリコン製のチップに照射しても、LSI同様テラヘルツ波が出ます。この原理を応用して、目に見えない化学反応を可視化するシステムが開発されています。その対象はタンパク質です。
シリコン製のチップの上にタンパク質をのせて、レーザーパルスを照射すると、タンパク質の状況に応じてテラヘルツ波の出方が変わるのです。テラヘルツ波の変化を解析すれば、タンパク質に起こっている変化を確認できます。この仕組みを使ったテラヘルツ波ケミカル顕微鏡が、今後の医薬品開発の切り札として期待されています。人類の夢、がん治療薬の開発に貢献最先端の医薬品はタンパク質で作られるようになってきました。これは「抗体医薬」と呼ばれ、病気になったタンパク質だけにピンポイントで作用します。がん治療用の抗体医薬なら、がん細胞だけに働きかけるのです。つまり、がん細胞に対しては強力な効果を持ちながらも、ほかの正常な細胞にはほとんど影響をもたらさない、副作用の少ない薬となります。
すでにリウマチ用の抗体医薬は開発されていて、今後はテラヘルツ波ケミカル顕微鏡が、がんに対する特効薬の開発に貢献すると考えられています。先生からのメッセージ
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は英語字幕あり













































