藤田医科大学(旧・藤田保健衛生大学) 保健衛生学部リハビリテーション学科 作業療法専攻 教授 鈴木 孝治 先生
![]()

30分のミニ講義を聴講しよう!その人らしい生活再建のプロ~作業療法士
作業療法士は精神・心理面の回復と身体機能のリハビリのエキスパート。食事や着替えなどその人らしい生活への再建や、自動車運転、仕事や学校などへの社会参加のための訓練が中心で、医療機関や老人保健施設などから根強い人気があり近年需要の高い仕事です。
患者さんの生活をより良くするために
作業療法の治療の一例をみてみよう!
脳の機能を評価する
その人らしい生活再建のプロ~作業療法士
先生からのメッセージ
夢ナビ講義も読んでみよう「活動」で、患者の心と身体を回復させる専門家とは?
作業療法と理学療法は、どう違う?病気やケガをした人が行うリハビリには、理学療法・作業療法・視能訓練・言語訓練などがあります。身体の機能を回復させる理学療法に対して、脳(心)と身体の両方の機能を回復させるのが作業療法です。理学療法士は「身体の専門家」、作業療法士は「心と身体の専門家」と言えます。
作業療法は、英語では「オキュペーショナル・セラピー」と呼ばれています。「オキュペーショナル」の動詞形「オキュパイ(occupy)」は、「(時間・空間を)占有する」という意味です。一例としてトイレの「使用中」は「オキュパイド(occupied)」です。何かの活動に専念する、集中することと言えます。ルーツは精神疾患の患者に施した療法で、脳の働きや心理を扱うことが原点なのです。「活動」で患者を治療する!?脳の機能には、心臓などを動かす「生命維持機能」、手足などを動かす「運動機能」、刺激を感じとる「感覚機能」、記憶・注意・判断・実行・感情などをつかさどる「高次機能」があります。脳の高次機能が衰えると、身体は健常でも、人と交流したり、日常生活を送ったりすることがスムーズにできません。
そこで作業療法士が、洋服を着る、歌をうたう、道具を使うなど、さまざまな活動を通じて、日常生活・仕事・余暇に必要な機能を回復するための訓練や治療を行うのです。医師は手術や投薬などで患者を治療しますが、作業療法士は「活動」で患者を治療します。高次脳機能障がいに幅広く対応脳の機能は、心の働きであり、認知心理学などとも深く関わっています。患者が興味を持って活動できるように場面や方法を考えたり、やる気を出すまで待ったり、状況に応じて対処します。
また高次脳機能障がいは、事故や病気による脳の損傷以外に、発達障がい・認知症・統合失調症・うつ病などの患者にも見られます。今後は、作業療法には、単なる機能回復だけではなく、患者が社会復帰するための環境や職場づくり、早期発見・回復プログラムの開発など、幅広い対応が期待されているのです。先生からのメッセージ
- このTALKも見てみよう
は英語字幕あり












































