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30分のミニ講義を聴講しよう!サファリから考える人と野生動物の共存
アフリカの代表的イメージとしての「野生動物の楽園」。サファリの観光客が多く訪れるサバンナには、野生動物だけでなく人々が暮らし、時折、両者の間で軋轢(あつれき)が生じます。人と野生動物が共存していくためにはどうすればいいのでしょうか?
観光資源と野生動物との関係
絶滅保護種を守る
住民への環境教育の難しさ
サファリから考える人と野生動物の共存
先生からのメッセージ
夢ナビ講義も読んでみようエチオピアの狩猟文化の継承が、野生動物との共存を可能にする
思いを理解し文化を尊重する客観的視点が必要アフリカのエチオピアには野生動物とともに暮らす人たちがいます。彼らは牧畜と農業、狩猟を生業として暮らしてきた民族集団です。アフリカ象など絶滅の危機にある野生動物の密猟が横行した時代に国際社会は、現地の住民を批判しました。対応策として政府は国立公園を設けて住民を排除し、狩猟禁止の政策を実行しました。この地域の牧草を家畜に与えていた住民が反発するのは当然で、狩猟文化を持つ彼らには、狩猟禁止もまた受け入れ難いことでした。
野生動物保護の名目で政府はかなりの強行策も実施してきましたが、現在は計画段階から住民参加を促し、一緒に検討する方向に変わっています。しかし国立公園を管理する政府と住民の対話はなかなか進みません。同じ意識で向き合うために、住民の思いを理解し、継承してきた文化を尊重できる客観的な視点が求められています。狩猟文化の継承が必要な理由野生動物と共存をめざす上で重要なことは、動物の生態を知っているということです。動物の行動を熟知しているのは生物学者ではなく、地域に住み、動物を尊重しながら関わってきた狩猟者です。狩猟を禁止して狩猟文化が途絶えることは、「野生動物を知る人がいなくなる」ということでもあり、人間と野生動物との共存を難しくします。野生動物が人里へ入り込んでトラブルが多発している日本をはじめとする先進国の現状を見ても、それは明らかです。人と野生動物が共存するためにかつての狩猟は弓矢やワナが主な道具でしたが、今は自動小銃です。近隣の内戦地域から武器が安く流れてくるのです。「野生動物の楽園」というイメージを観光資源として活用する国立公園も増えていますが、観光客がもたらす現金が現地の人々の生活を変え、狩猟者の減少につながることも危惧されています。
人と野生動物の共存を考える上で、狩猟者の技術の継承を国際社会が正しく評価することが求められており、そのための現地調査・研究が続いています。先生からのメッセージ
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